2018年04月13日

平成28年度第2回高等学校卒業程度認定試験問題 国語 考察

〔T〕 小説問題 (登場人物の心情を読み取る)
問1 漢字
(ア)A譲(譲る・ゆずる) (イ)A憶(憶える・おぼえる) (ウ)D徐(徐に・おもむろに)
(エ)@射(射る・いる;射す・さす) (オ)B遮(遮る・さえぎる)
問2
傍線部A直前の一文から、星子は舞台に立つ自分を想起していることがわかり、直後の一文から、その想起が自分にとって好ましくないことだとわかる。彼女は演劇への夢を封印したからだ。よって正解はAである。
問3
傍線部B直前の青柳が言った、「僕の両親のそれ」とは、「康晃の星子に対する気持ち」であり、それは、「星子に夢を叶えてもらいたいという兄康晃の気持ち」である。康晃の星子に対する気持ちと、青柳の両親の、青柳に対する気持ちが、青柳の中で重なったのである。正解はDである。
問4
故郷に留って故郷のために働く決意をしていた星子であったが、故郷は自分を育ててくれた場所であり、故郷を離れても、それは変わらないのだと青柳に教えられ、羽ばたく勇気を与えられるところが、この物語の一番の山場である。よって正解はCである。
〔U〕 
小林道徳『芸術学事始め−宇宙を招くもの』による (現在のところ問題文は非公開のようです)
〔V〕 古文問題
問1
傍線部A「さらにそれはすべからず」を品詞分解すると、「さらに(副)それ(代名詞)は(助詞)す(サ変)べから(推量の助動詞「べし」の未然形)ず(打消の助動詞「ず」)」であり、「(重ねて)そのことはしてはならない」と禁止の意を表す。「そのこと」とは、少し前の「郡の司しかるべき曳出物などする」である。よって、傍線部Aは「郡司が国司に贈り物など用意してはならない」となる。正解はB。
問2
傍線部B「かくする」を品詞分解すると、「かく(副)する(サ変「す」の連体形)」であり、「このように(こう)する」の意である。直前の「また徳のやらむかたなくあれば、(=さらに財産が余るほど多くあるから)」とあわせて考えると、「財産が余るほどあるから、このようにする」となる。「このように」とは、冒頭の「(郡司が)講師(僧)のために金品を用意すること」である。正解は@。
問3
傍線部C「目より大きなる涙を・・・、泣くこと限りなし」で、郡司は何に悲しんでいるのかというと、直前に、「郡司はその様子をぼう然として眺めていた」とあり、「その様子」とは、直前の「郎等二人出で来たりて、三包みながら皆抱き取りて去りぬ」である。つまり、「国司の河内守が、講師のために郡司が用意した金品を、男共を使って横取りしたこと」である。正解はB
問4
能登の守の言葉、「それ得るは賢き・・・」から、能登の守が、土地の人に負担をかけず、人々に少しでも多くの田畑を作ることを第一に考えていたことがわかる。その結果、能登の守が「思いがけない宝を拾う」ことになったのだろう。このように見返りを期待せず、ただ他のために善行を施していると、いつかそれが報われるような出来事が自分にも起こるという意味でCの「情けは人のためならず(情けは他人のためではなく、自分のためである)」が相応しい。正解はC
問5
TとUの文章は、どちらも国司についての逸話であるが、Tの国司の能登守が民衆に対して献身的であるのに対し、Uの国司の河内守は民衆から搾取するような人物である。よってDが正解。
〔W〕 漢文問題 『史記』より
問1
傍線部Aは、「公子之を聞き、意驕矜(きょうきょう・おごりたかぶること)として自ら功とするの色あり。」であるが、公子は何を聞いて、驕り高ぶっているのかというと、直前にある「趙王は、魏の公子の功績を湛え、報賞を与えようとした」ことである。よってAが正解。
問2
傍線部Bと傍線部Cはそれぞれ、「物に忘るべからざるあり」と「(物に)忘れざるべからざる有り」である。この2つを繋げると、「物事には忘れてはならないことと、忘れなければならないことがある」の意である。更に言えば、「人に徳を施してもらったことは、忘れてはならないが、人に徳を施したことは、忘れなくてはならない」という意味である。よって選択肢はCが相応しい。
問3
与えられた書き下し文より、傍線部Dの各文字に、読む順番を付けてみると、
「魏に於いて」「於(2)魏(1)」、「則ち未だ」「則(3)未(4)」、「忠臣と為さざるなり」「為(7)忠(5)臣(6)也(8)」。全文を通すと、於(2)魏(1)則(3)未(4)為(7)忠(5)臣(6)也(8)となる。正解は@。
問4
傍線部Eを書き下すと、「容るる所無き者の若きに似たり」で、直前の「是に於いて公子立ちどころに自らを責め」より、得意になっていた公子が、食客に諌められ、「入るところが無い者のように」気恥ずかしくなった様子がわかる。正解はD。
問5
資料より、魏の公子の人柄を慕って方々から食客が集まり、彼らは公子の知らないところで忠実に働き、国境に侵入する敵を見張り、情報を公子に伝え、ときには公子に忠告もしたことが伺える。よって適当でないのはBである。



体調管理に 癌も克服 奇跡のハーブ iHerb アイハーブ
posted by sakai shinji at 19:45 | Comment(0) | 高等学校卒業程度認定試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。